農業体験をしに熊本県山鹿市菊鹿町へ!〜第3回『稲刈り・掛け干し』

農業体験をしに熊本県山鹿市菊鹿町へ!〜第3回『稲刈り・掛け干し』

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【13日06:15】今回も無事出発!

  いよいよ6月に植えた稲の収穫をしに、今期3回目の農業体験へ! 前回同様、男性陣には中島家へ前日の晩より泊まってもらった。 今回は、僕自身の家族もいっしょで、1歳5ヶ月の娘とのはじめての遠出。 AJからの参加の女の子がTomomi一人となってしまったので、 僕の奥さんと娘の参加で少しは気持ちも楽になれるかな?

  さてさて、若干のどたばたはあったものの無事ほぼ予定時刻に出発。 Tomomiとの合流地点へと向かい、これまた問題なく、彼女を7:30くらいにPickUpした。 そして、Tomomi、Taiga、Keita、中島家3名ともう慣れて親しみ始めた熊本県山鹿市菊鹿町へ!

【13日09:15】余裕をもって到着

  途中、SAで充分と休憩をとり、集合場所の三区体育館には9:15頃到着。 そして、僕とTomomiは柔らかいボールで素手でキャッチボールをし、 KeitaとTaigaはグローブを使ってキャッチボールして、10:00を待った。

  当たり前なのだが、僕らがキャッチボールなどで遊んでいると、子どもたちがやってくる。 そして、いつの間にか一緒に遊ぶようになる。とても自然な遊び方、友達の作り方である。 『遊びたい!』という欲求のまま動くこと、まだ友達でもないのに、いきなりボールを追いかけたり、投げたり、捕ったりすること、 大切な何かがそこにあるような気がした。

  皆で、ボールを投げたり、蹴ったり、そのようにして時間を過ごすことが僕自身とても好きだ。 とても心が穏やかになる。 笑顔が笑顔をつくるそんな空間になっているからだと思う。 友達でなくても友達になれるそんな空間だからなのだろう。 次回の11月24日の最終回では多くの時間を使って、皆と遊びたい!!

【13日10:00】開会そして軽トラの荷台に乗って

  10:00になり、まだ全グループが来ていなかったが、開会式は始まった。 これまでと同様のアットホームな雰囲気。開会式が終わるとすぐ、 たわわに実ったであろう稲穂のもとへと向かった。

  僕自身が楽しみにしていることの1つが、軽トラの荷台に乗って、風を受けながら、 棚田へと続く道を駆け抜けることである。今回もチャンスを伺いつつ、軽トラの荷台に乗り込んだ。 大半の家族は10名乗りくらいの車に乗り込んでいく。 しかし、AJグループはこの軽トラに乗り込むために『残りは軽トラにー』という声がかかるまで待っている(笑)。 そして、僕の1歳5ヶ月の娘も、軽トラの荷台に一緒に乗り込み、AJの皆と風を感じながら、頭を垂れた稲穂のもとへと向かった。

【13日10:10】響子さんも成長してた!

  気持ちの良いドライブも終わり、棚田に到着。早速、Tomomiとかかしの『響子』さんに会いに行った。 するとびっくり!舌を出し、おちゃめだった響子さんが、少し落ち着き、大人になっていた! 『9月1日の時の響子さん』と『今回の響子さん』の写真をご覧あれ!

  響子さんのこの顔つきの変化は、この1ヶ月間、稲穂を収穫まで守ったという安堵と自信から生まれたものだろう。 この『かかしの響子さん』と比べるものどうかと思うのだが、AJの皆にも何かをやりとおしたという自信を 1つ1つ積み上げていってもらいたいと思う。

  『響子さん、お疲れ様。』

  しょっぱなから、Tomomiと二人、響子さんの変化に驚き楽しませてもらった。

【13日10:30】稲刈り

  頭を垂れた稲穂に目を細めつつ、一人一人に配られたカマを使って、稲を刈っていった。 腰をかがめ、一株をしっかりと左手でにぎり、右手でカマを力強く引く。それを数度連続で繰り返し、 左手におさまりきらなくなったら、置いていき、そして、10株程度の山をつくる。 それを稲がなくなるまで繰り返す。かなりの重労働である。 稲を刈る機械のない時代の苦労が身にしみて感じられた瞬間だった。

  次に刈られた稲の山は、今度は2、3本の藁を使って束にする。 しかし、何もせずに束にしようとすると簡単にこの藁は切れてしまう。 そこで藁をぐるっとまわし、ひとねじりしたら、この2、3本の藁をよるようにねじり、それらを1本にする。 すると、そのままであったらぷつぷつと切れる藁もとても強靭になり、少々のことでは切れない。 そして、最後の処理はこの藁を結ぶのではなく、たがのようにまわした藁の下に末端をねじ込み固定することになる。

  『うーーん新鮮だぁー』

  僕自身、新しい発見や学びはとてもドキドキし、刺激的であり、何か1つ成長したようにも思えて嬉しくなる。 Tomomi、Taiga、Keitaは、どんな風にこの一連の作業を感じているのだろう? 来年はもっともっと多くの学生にこの農業体験に参加してもらい、何かを感じてもらえたらと思う。

【13日12:00】お昼休み

  束にした稲をしばし放置し、待ちに待った昼食時間がやってきた。 ブルーシートの上にござをひき、テントで日よけされた簡易休憩所にて、 おいしいおにぎりと酢物、あたたかい豚汁が準備されていた。

  きれいな澄んだ空気と自然、そして人の素直な笑顔がいつもこのお昼のひと時をあったかいものにしてくれる。 そして、いつも思うのだが本当に本当にご飯がおいしい!皆、笑顔にならないはずがない。

  食後のデザートは、りんご、柿、あけびだった。あけびは以前食べた事があったような気もするが、全くその味も形も記憶にない。 経験のないことを経験したがる僕は当然食してみた。

  どろっと半透明になった部分を食べるのだが、その中には無数の黒い種が一様に広がっていて、

『ほとんど食べるところがなさそうだし、まずそー』

などと思ってしまった。すみません。

  さてさて恐る恐る口に入れると、その味はとにかく『甘いっ!すごく甘いっ!』というもので、 白いどろっとした部分を口の中でなめるように食べた後は、多数の種をせっせと吐き出した。 そして残念ながら僕自身は2個目を手に取ることはなかった・・・。

『AJのみんなは食べたのかなぁー?』

【13日13:00】掛け干し

  お昼休みを終え、いよいよ本日最後の作業の掛け干しである。 1束を図のように2つに分けて掛けていくのだが、この一束を半分半分にして分けるのではなく、3:7の割合くらいで分けて、掛けていく。 それを交互に組む事で掛け干し必要な距離を短くする事ができる上に、横に張り出している分、風通しもよくなる。 このようなことを説明されるとなるほどと思うのだが、そのことを教えてもらうまでは思いつきもしないことだった。 長い年月をかけて得られた古(いにしえ)の人のアイデアなのであろうと考えると感動してしまった。

  世の中が高効率化、合理化が図られることで、日本の風土にあった伝統・文化・風習、そして様々な生活の知恵が失われていっていると思うととても残念である。 しかしながら、残念に思っている自分自身も、その高効率化、合理化の中にどっぷりと浸っている。 頭では気付いていても行動には何一つとして表れていない。

  今回の農業体験でまた1つ僕自身の課題を見つけることができた。 これまで参加して来たAJの学生も何かを感じ、何かのきっかけとなる体験にきっとなっていることだろう。

  さてさて、『この掛け干しは、なぜゆえするのか?』ちょっと調べてみた。 するとどうやら、掛け干ししている10日から2週間の間にお米が穂に残っている栄養分などをしっかりと吸収して、 おいしいお米になるそうで、また、刈ったばかりのお米は割れやすく、歩留まりが悪いということだった。 しかし、現在の稲作において、掛け干しはせず、機械乾燥するとのこと。 人手不足の中で合理化を図るには、いくら味が良くなるとは言え、機械に頼らざるを得ないのだろう。

  次回の農業体験11月24日(土)の時に、この掛け干しにて充分に栄養分を蓄えたお米で炊かれたごはんが本当に本当に楽しみである。


【13日15:00】閉会

  さて、本日は稲刈り、掛け干しと体を動かした1日だった。一緒に稲を刈り、一緒に昼食をとり、いっしょに掛け干しをした皆さんと、 そして、いつも温かく僕らを受け入れてくれる八三会の皆さん、山鹿市の皆さんとともに、集合写真をとり、第3回農業体験は閉会となった。

『これまで同様、誰も怪我することなく無事、この農業体験を終えたこと、この会を企画、運営された方々、協力していただいた方々に感謝、感謝。』

AJ国際高等学院
学院長 中島靖博